トルコ:ドウ・エクスプレシ ⑵

第13日 | 第14日: ドウ・エクスプレシ ⑵ | 第15日

前の夕方、翌朝は何時コーヒーを飲みたいと聞かれた。私たちはちょっと驚いて、「9時」と答えた。そうすると朝起きて、ぴったり9時になると車掌はすごい笑顔でコーヒーを持ってきた。それは本当にいいサービスだ。実は、その列車の車掌はサービスをしないとわかった。風景は前の日と全然違った。山地から出て、亜砂漠の大きな丘陵が多い景色になった。午後11時半ぐらい、列車はアンカラというトルコの首都に着いた。乗る人も降りる人も多いので、列車は首都で30分ほど止まっている。食堂車の料理はもう飽きたので、駅の構内で食べ物を探そうとした。それに加えて、二週間ぶりに英語の新聞を買えるチャンスがあった。アンカラは本当に近代的かつコスモポリタンな都市だ。しかし、トルク人はホームにあるキオスクへどやどや走ってものすごく小さい窓口で同時に注文している。それは当然ながら大混乱になるし、周りの近代的さに全く似合わない。

 

果てしない広さ 第三(アンカラに近い)

果てしない広さ 第三(アンカラに近い)

 

私は1995年にアンカラに行ったとき、観光をするためには一日間は十分だと感じた。アンカラというのは、非常に若い首都だが、実はその町の歴史はとても古い。だが、その古い歴史の証がほとんどない。都心には、7つの時代からの遺跡廃墟が積もっている丘陵があるが、それ以外は近代性は支配的だ。しかも、列車の窓から見たものを評価すると、アンカラは1995年より近代的になって西ヨーロッパの首都に似ていると言える。
時間が沢山あったので、あるときにまた食堂車に入った。そこにいる人は明らかに首都の前の客と違った。若者のトルコ人が多くて、おしゃれはヨーロッパと同じであった。特に若い女の子たちは自由を束縛されていない洋服を着るのは目立った。こういうふうなおしゃれで東アナトリアへ行かないほうがいいと思った。特にトルコでは、田舎と都会の間には雲泥の差があると再び確認した。

午後6時になると、「後4時間だけ」と思った。普通は列車に乗るとき、「後4時間」という言葉に「だけ」をつけるはずはないが、この39時間の所要時間を考えると4時間は短いだろう。8時ぐらい、マルマラ海の海岸にあるイズミットという都市を通過した。イズミットとイスタンブールの間の地域では、産業などが密集して、結局どこがイスタンブールという都市が始まるかというのはわかりにくい。夜10時前、列車は10分以下の遅刻でイスタンブールのハイダルパシャ駅に着いた。寝台はとても便利だったので全然つらくなかったが、やはり長い運転時間の後列車を降りるのは楽だ。続いて駅の後ろにあるフェリー・ターミナルへ行って、次のフェリーでボスポラス海峡を渡ってカラキョイ桟橋まで行った。夜中のイスタンブールのパノラマは本当に綺麗で感動させる。

 
30分後、また旅行を始まったときと同じジェム・ホテルに着いた。カルスから電話で予約したが、頼んだ共用バスのダブルは満室になったと言われた。そのダブルの値段は2500円でかなり安かった。その代わりに、まず一泊バスが着いてるダブルにして、そして残った二泊を予約した部屋に泊まるという妥協を提供してくれた。バス付きのダブルの値段は普通に約4000円で中々高い。だが、予約した私たちのせいではなかったので、2600円で泊めてあげると言われた。納得して部屋に入るのとかなり驚いた。前に泊まった部屋は清潔で大丈夫だったけど、今の部屋はとても綺麗ですごかった。前の部屋より広くてバスも最高であった。マネジャーは私の顔を見てそういう意見をわかったらしいので、他の二泊もその部屋に泊まりたくないかどうかと聞いてみた。私はそうすると「値段が変らなかったら…」と答えて、マネジャーはニコニコして結局頷いた。今までの一番早くて結果で満足する値切りだった。

 

イスタンブールのイエニ・モスクの夜景

イスタンブールのイエニ・モスクの夜景

 

観光客が多い地区でタバコを買うという冒険:私はあるタバコの種類を頼んで、スタッフはそうすると「今日のお勧めはメントールだ。是非試してください!」と言った。残念ながら、私はメントールが全然好きではない。そのため、「ありがとう、けど、結構です」見たいのことを言う。すると、スタッフはきれて、すごいまずい顔をしながら頼んだタバコとお釣をテーブルの上につんのめった。やべぇ。

動き方

イスタンブールからカルス行きのドウ急行については→第13日参照。アジア方面行き列車のハイダルパシャ駅までは、カラキョイ桟橋からフェリーで行くのは一番便利。カラキョイ桟橋がエミノニュの反対側にあり、徒歩でも行ける。フェリーの所要時間は約15分で、運賃は60円ぐらい。

宿泊所

ジェム・ホテルというところで。詳細は→第1日参照。

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