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前書き:
バルト三国のラトヴィアとリトアニアを旅した後、この三番目の国エストニアに深い興味があった。他の二ヶ国と
共通点があるのか。そしてどれぐらいソ連時代の跡が残っているのか。最初のエストニア人との出会いは
あまりよくなかった:それは不機嫌な警備員だった。残念ながら、3日間しかエストニアにいなかった。
サーレマー島とヒーウマー島にも行きたかったが、11月はエストニアを旅するためにいい季節ではないと気づいた。
ビザ:
日本人はビザが要らない。入国した後3ヶ月有効なパスポートは十分だ。
通貨:
エストニアの通貨は Kroon (クローン)と呼ばれて、
デンマークとスウェーデンなどの通貨と同じ名前だろう。それの略語は EEK だ。
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25エースティのクローン
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補助通貨は Sent (セント)で、1クローン=100セントだ。1993年に導入されたクローンは
ドイツのマルクと関連して、1マルクは8クローンだった。ユーロの導入の後、その関連が大体守られている。
→リトアニアと→スロベニア
と一緒に、エストニアは為替相場機構Uという協定をサインした。その協定によって、ユーロとの両替レート
は次の数年間の間に±15%の変動を超えないはずだ。その基準値は 1 € = 15,65 EEK で、
そのレートは厳しく守られている。大きな変化がないと、エストニアは早くとも2006年の夏にユーロを導入することができる。
エストニアには紙幣のほうが多い。2、5、10、25、50、100と500クローンのお札がある。それに加えて、
5、10、20と50セント、そして1と5クローンのコインがあるが、5クローンのコインは少ない。
中欧と同様に、どこにも銀行と現金自動支払機があり、普通のキャッシュ・カードとクレジット・カードが簡単に使える。
銀行でお金を両替することもできる。主な銀行だったら、日本円が使える。それ以外はユーロは一番便利だ。
物価:
私たちはタリンというエストニアの首都だけにいて、そして首都はどこでも他の場所より物価が高い場所なので、
次に書いてあるものは田舎のほうにもあってるかどうかわからない。
しかし、一つのことははっきりだ:エストニアは 旧ソ連の一番高いところだ。
宿泊代と交通代、入場料等など ― 全部は他の旧ソ連の諸国と比べてすごく高い。エストニアは
→リトアニアと→ラトヴィアより
少し高くて、そして→ウクライナより二倍・三倍ぐらい高い。
物価のレベルは西欧と同じぐらいで、特にタリンの旧市街は高い。その辺に泊まると、宿泊代は一人で少なくとも
2700円だ。ドーミトリーもあるが、そこに泊まっても値段は2000円だ。
外食は同様に高い。1300円以下で一人で夕食を食べるのは難しい。そしてタリンでどこにも売られているお土産
はあつかましいぐらい高い。その理由はもしかして週末のときによくエストニアに行ってくる比較的にお金持ちのフィンランド人だ。
ただ交通代はまだかなり安いが、エストニアは小さい国なのでそういうもんだ。例を挙げると、
首都の→タリンからロシアとの国境に接するナルヴァまでのバスの運賃は約500円だ。
普通にエストニアを旅すると、一日間の生活費は約6000円だ。
往路:
エストニアへ様々な行き方があるが、日本から直行の飛行機がまだない。
その為、ヨーロッパの主な空港で乗り換えすることが必要だ。
日本から一番早い行き方はフィンランドの首都ヘルシンキまで直行で行って、そして
高速艇で一時間半ぐらいタリンへ行けること。2004年以来、
Easyjet(www.easyjet.com)という安い航空会社は
ベルリンなどの町からタリンまで29ユーロ(4000円)で片道のフライトを売る。
しかし、予約はインターネットだけでできるし、出発の日は数ヶ月前に決めるはずだ。
当然ながら、他の航空会社もタリンへのフライトを提供する。
船舶でもタリンまで行ける。一日中、数本の
フェリーはヘルシンキをタリンと結ぶ。
所要時間は船の種類によって違って、1時間半〜3時間半までだ。一番安い
チケットは約2000円かかる。一日中、一つのストックホルム行き
フェリーがある。所要時間は16時間で、値段は 400 SEK (5500円)から。
残念ながら、エストニアは段々鉄道を運休させる。
唯一の国際的列車はモスクワと
サンクト・ペテルブルク行き列車だ。数年前、
→リーガ経由の→ミンスク行き
列車があったが、その路線が廃止された。
それ以外はバスしかない。一番大きいバス・会社は
Eurolines だ。西と南へのバスは全て
→リーガ経由だ。リーガまでは一日中数本の
バスがあり、所要時間は5時間ぐらいだ。リーガでチケットを買うと、運賃は
8.5 ラッツ (約1700円)で、タリンで買うと運賃は 230 EEK (2000円)だ。
国境通過点: 南の隣国の→ラトヴィアと
は色々な国境通過点がある。東の隣国ロシアとの主な(それとも唯一の!?)の
国境通過点は国境の町 Narva(ナルヴァ)にある。ナルヴァはタリンと
サンクト・ペテルブルクの間にある場所だ。ロシアへ行く前、是非ビザを入手しよう!
入出国: 入出国の手続きは簡単だが、バスで入国すると
麻薬捜索犬などがバスを検閲するから、手続きは時間がかかる可能性もある。
EU ではない国籍の人に対して、不作法な態度を取る警備員もいると自分で体験したことがある。
食事:
タリンのあるホテルのスタッフに「どこに伝統的なエストニア料理を作るレストランがある」と
聞いたとき、スタッフはかなり長く躊躇して、結局「知りません」といった。
というのは、エストニア料理というものがあるのかな。普通の料理を見ると、
ドイツからの影響が強いとすぐわかる。エストニアで
よく売られているものは Verivorst (ヴェリ・ヴォルスト)という
ものだ。英語ができる人はそれをすぐ「Very worst」(最悪)と聞き違えるんだろう。
”Vorst”はドイツ語の”Wurst”(ソーセージ)に由来して、”Veri”は「血」だ。要するに
ヴェリヴォルストは真っ黒の血から作られたソーセージで、イギリスにもドイツにもある。
副菜としてはじゃが芋とサワークラウト(酸っぱいキャベツ)などが多い。
Sült (スルトゥ)という豚肉のゼリーはヴェリヴォルストと
同様に元々ドイツの料理で、エストニアによく売られているものだ。
特に小さい食堂はよくロシアの料理、例えば Pelmeni (ペルメニ)
という水餃子に似ているものなどを販売する。そういう食堂はだいたい安い。
途中で会ったエストニア人によって、「エストニア料理と言えば、Kama (カマ)だよ!」
カマはバター・ミルクに入れる粗びき穀物のようなもので、甘くするために蜂蜜を加える人が多い。
違う言葉でいうと、カマはエストニア風のオートミールだ。カフェーなどには
ケーキが販売されている。一つの種類は小さくて、茶褐色のケーキだ。
このブラウニーに似ているチョコレートたっぷりのケーキにはレーズンや砂糖漬け果物
などが入っていて、かなりおいしいものだ。
エストニア料理だけを作るレストランは確かに珍しい。それより、国際料理の
専門店のほうが多そう。質はだいたいかなり良いが、上述どおり値段が高い。
Õlu (ビール)はエストニアでかなり普及しているが、
沢山の種類はかなり甘くてアルコール度は非常に高い。スーパーには
半リットルはだいたい70円、レストランで200円かかる。それより強いアルコール
の種類はかなり高いが、フィンランドにはアルコールの値段はそれより何倍も高いので、
エストニアへ飲みに行ってくるフィンランド人がすごく多い。
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